令和5年度狭山YEG会長 松永 智英

令和5年度 狭山YEG会長
松永 智英


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GREETING

会長挨拶
PRESIDENT's GREETING

令和5年度、狭山商工会議所青年部(狭山YEG)の会長を務めさせていただきます、松永 智英と申します。

どうぞ宜しくお願いします。

令和2年2月から広まった新型コロナウィルス感染症により、私たちの生きる社会環境が一変したと言われています。
10 年時代が早く進んだ、という考えに私も同意します。
リモートワークの普及、AI の発達、DX による新しい事業の創出等、様々な分野で常識が変わりました。

振り返ると、1990 年台から始まったとされる第4次産業革命の中で、日本ではバブル経済崩壊からの失われた30年を経験し、同時に世界でも類を見ない超高齢化社会を迎え、勤勉性と根性論に支えられてきた経済はいつの間にか世界に取り残されている状況に陥っています。

俗にいうゆでガエル状態です。

そして未だに明るい兆しが見当たらないと思っている人も多いと感じます。
以前より、後継者不足を主な理由にした、中小企業の大廃業時代が予見されていました。
その環境の変化が新型コロナウィルスの蔓延により加速され、コロナ関連倒産だけでも 4000 社を超え、この1年で1万社を超えると予測されています。
IT の登場による産業革命という変革期にありながら、更に急速な社会環境の変化の中で、 どのようにして生き残っていくのかが私たち経営者に課されている命題だと感じています。
このように、ネガティブな側面を多く抱える現在ですが、柔軟に環境の変化に対応できる 「生き残る企業」にとってはチャンスが多いと言えると思います。
いわゆる「勝ち組」には 更にチャンスが訪れる時代だと思います。
その勝ち組になるためには、的確な状況判断と、迅速かつ柔軟な意思決定を、明確なビジョンを持って行っていくことが必要です。

VUCA( Volatility:変動性Uncertainty不確実性Complexity複雑性Ambiguity 曖昧性 )
の時代と言われる世の中で、日々変化し、大量に存在する情報を的確に取捨選択することは非常に困難ですが、その中でも決断を迫られるのが現代のリーダーです。

その決断の根拠となるのがそれまでに培ってきた知識や経験になるわけですが、その知 識や経験は時代遅れのものになっていないでしょうか。
新型コロナウィルスの影響が少しずつ減少し、更に新しい時代を迎えるにあたり、これか らを生き残るための戦略を立て直す時期に来ていると思います。
これは狭山商工会議所青 年部(狭山 YEG)という団体に於いても同じだと考えます。
団体としての狭山 YEG、と考えたとき、そもそも何をするための集まりなのか、明確に 答えられるメンバーがどれだけいるのでしょうか。
何をしている団体か、は答えられるかもしれません。
しかしながら、この激動の時代に、この団体が何の為にあるのか、何をするべきなのか、を明確に共通認識として持っているでしょうか。
私には答えられる自信がありません。

狭山 YEG が団体として進むべき方向性、やるべきこと、また、メンバーとして所属していると何ができるのか、どこにメリットがあるのか、その答えを見つけられたとき、この団体はより強く、より活性化し、地域に必要とされる、存在意義のある場所になると考えています。
狭山 YEG がそのような活力のある団体になることができたとき、ここに住み暮らす人々や他団体に良い影響を与え、狭山はより魅力的になり、発展し続ける地域になると思います。
そしてその効果は狭山YEGを構成するメンバー及びその事業所にもしっかりと及ぶと考えます。
そのような希望溢れる地域、企業を創る礎となる一年にしていくために、メンバー一丸となってと力を合わせ歩んでいきたい。

それが私たちの地域、狭山へのGIFTとなると信じて。


お仕事の依頼お受けいたします。狭山YEG会員には多種多様な業種がいます。